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バイクのパーツ解説

こちらのページでは、バイクの部品について解説します。

バイクの基本の部品

エンジン…エンジンには4ストロークエンジンと2ストロークエンジンの2タイプがあります。4ストエンジンは、「吸気→圧縮→爆発→排気」の行程で1サイクルが行われます。2ストエンジンでは掃気ポート、いわゆるバイパスパイプを設けており、上記の4行程を2行程に短縮します。

理屈上、2ストは4ストと比べて2倍の出力を得られるはずですが、2ストは4ストと比べて混合気・排気のムラが発生し、燃費が悪くなってしまいます。このムラを考慮して比較すると、2ストは4ストの約1.5倍~1.7倍程度の出力となります。
2ストはエンジン構造を簡素化しているため重量が軽くなるという長所もあるのですが、混合気・排気のムラがどうしても発生してしまうため、排気ガスの浄化が難しい構造です。そのため近年の排ガス規制の観点から、現在の市販のバイクはほとんど4ストばかりが搭載されています。

ABS…アンチロック・ブレーキ・システム(略称ABS)とは、低摩擦路でのブレーキ、または急ブレーキの際車輪をロックして滑走発生を低減する装置です。
ABSアクチュエータ内のポンプが、ロックした車輪のブレーキキャリパー内のブレーキフルードをマスターシリンダに汲み戻し、液圧を下げロックを解除するという動作を自動で繰り返します。これにより車輪ロックが続くことを抑止します。
上記の仕組みから、急ブレーキをかけながら、ハンドル操作をして衝突を回避することを可能にするシステムとなっています。しかし制動距離が長くなるという欠点もあり、ABSをに頼り切った運転は大変危険です。
2018年10月1日以降に製造される二輪車および、2021年10月1日以降に製造される継続生産車にはABS装着が義務化されることに決まりました。125cc以下の原付二種もその対象となります。

イグニッションスイッチ…エンジンの点火、停止を行うための装置。 バイクの場合は盗難防止のためキーシャッターがついている物が多いです。
中に異物を詰められたりピッキングされたりという犯罪行為を防ぐためび、シャッターキーの鍵穴部分は隠しておいた方がいいでしょう。

中型以上のバイクでは、イモビライザーという自動車盗難防止システムを採用している場合が多いです。電子キーの照合システムを用いたもので、専用のキー以外ではエンジンが始動できない仕組みとなっています。専用キーの電子チップに埋め込まれた固有のIDコードをバイク側のIDコードと照合し、一致すればエンジンの始動が可能になります。